自然妊娠は1%の厳しい現実
45歳からの妊活。
今日は不妊検査の結果を聞いた時の話です。
検査結果は旦那様と一緒に聞きました。
<目次>
私の結果
予想はしていたものの、第一声から年齢のことを言われました。
先生曰く(日本語の通訳を通じて)
色々問題があります。
まず、45歳という年齢です。
血液検査の結果は、1点を除けば問題ないのですが、問題の1点は抗ミュラー管ホルモン(AMH)です。
つまり、卵巣に残っている卵子の数が少ないです。
これは年齢的にそういうものですが・・・。
それと、子宮内膜症が少々と、数センチの子宮筋腫が一箇所あります。
これはそのままにしておくと、卵管の可動域が狭くて排卵時に卵管へ卵の取り込みがしずらくなったり、着床しずらくなったりします。
なので、このままで自然妊娠はとても難しいです。
ということでした。
自然妊娠の可能性があるかを聞きましたが、可能性は無くはないけれど、その確率は1%と言われました!
難しいということを言われると予想はしていたものの、それにしても、「自然妊娠は1%」って…。
これってほとんど不可能ってことじゃないの?
なんとなくそうかなと思っていても、やっぱり先生からズバリ数字で告げられるとキツイですね。
まるで余命を告げられたようなショックを受けました。
先生が今後の治療方法として、体外受精を勧めてくれていましたが、その時は先生の話は頭に入ってこず、涙が出そうになるのを必死で堪えました。
絶望感をいかに克服したか
正直、克服するのは無理でした。
病院を出た途端に涙が溢れて止まりませんでした。
「気にしないようにね」と旦那様は言ってくれましたが、絶望感も涙も止められません。
旦那様は病院を出た後仕事へ行き、私は家に帰って体外受精について調べました。
でも、こちらも43歳以上の妊娠確率は5%以下…。
自然妊娠同様にかなり厳しいです。
体外受精含めて妊娠が難しいという現実を目の当たりにし、家で号泣しました。
「これまでの人生、何故もっと真剣に、子供のことや自分の年齢のことを考えてこなかったのだろうか?(生理があるうちは、健康だし、何とか妊娠できると甘く考えていました。もっと妊娠について勉強しておくべきでした。)」
「旦那様は、もっと若い人と結婚すれば、子供を授かる可能性があったのに、私と結婚したばかりに子供を持てなくなって、本当に申し訳ない。」
などなど、これまでの自分の人生を否定しそうな程、かなり深く思い詰めてしまいました。
そんな時に、旦那様が心配して職場から電話をくれて、声を聞いて少し正気を取り戻すことができました。
そこで、「もうこうなったら思いっきり泣こう!」と決め、1時間ぐらい、人生でもトップクラスに大泣きしました。
泣きつかれた頃、厳しい現実を受け入れるように頑張ろうと決意できました。
旦那様の結果も…
私の検査結果を聞いた後、別の日に、旦那様の検査結果と今後の治療の流れを聞きに行きました。
そこで、私だけでなく、旦那様の方にも妊娠しずらくなる要素があることが判明しました。
旦那様は・・・さすがです。私と違って泣かなかったです(笑)。
私は、この結果を聞いて、逆に覚悟が決まりました。
「体外受精にチャレンジしよう!」
それとともに、体外受精成功のためにも、
「二人とも身体作りをちゃんとしよう!」
そのため、すぐに翌月から採卵して、子宮筋腫の手術して・・というのではなく、数ヶ月間、心と身体の準備期間を設けてから治療に取り組みたい旨を先生に伝えました。
先生もその意向を理解してくれて、準備ができたら来てくださいと言われ、体外受精の流れについての資料をくれるとともに、私にはマルチビタミン剤とテストステロンの塗り薬を、旦那様にもサプリメントを処方してくれました。
不妊検査を振り返って
今になって冷静に検査結果を振り返ってみると、特に重大な病気が見つかったわけではなく、年齢相応に当たり前に妊娠はなかなかハードルが高いということが分かっただけなんです。
ただ、ずっと健康体だった私は、どこか自分の妊娠力を過信していました。そのため、きちんと現実を把握するためには、この検査を受けて良かったんだと思っています。
もし検査を受けていなかったら、根拠の無い高すぎる期待をずっと持って、何もしないまま何年も過ごしたかもしれませんので。
これからは、せっかくの医療の力ですので、その力を借りながら、妊娠に向けてチャレンジします。
子供は授かりもの。
ですので、結果はどうなるかわかりませんが、人生に悔いがないように日々を過ごしていこうと思います。