45歳からの妊活@ホーチミン→茨城

2019年10月、45歳の時にベトナムのホーチミンで妊活をはじめました(現在は茨城県在住)。このブログには私の妊活体験を載せています。

不妊治療終了によるダメージ予想

45歳からの妊活。

 

現在、2回目にして人生最後の体外受精にチャレンジ中。

 

先週は、採卵できた唯一の初期胚について、異常受精の可能性があると言われましたが凍結を決断。

準備ができ次第移植の予定ですが、まさに綱渡りの厳しい状況です。

 

夢叶わず治療が終了する可能性が高いので、その時にショックで打ちのめされないよう、今のうちに最悪のケースを想定し、気持ちを整理しておくことにします。

 

まず今日は、不妊治療が終わった時、何にダメージを受けるかを考えてみました。

 

人によって色々だとは思いますが、私の場合、次の3つがダメージの原因になるのではないかと思います。

 

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1.失った時間

 

これは、通院自体にかかった時間のみならず、治療のために仕事などの活動を抑制し、自由に色々なことへチャレンジできずに過ごした時間も含まれます。

 

子供を得られることなく終わった時、この不妊治療に取り組んだ時間は、「残念で悲しい想いをたくさんしたのに、何も得られなかった時間」として重くのしかかるように思います。

  

2.失ったお金

 

体外受精は1回に40〜50万円かかります。

何回も受ければそれだけかかりますので、何百万円、中には1千万円以上かけた方もいらっしゃることでしょう。

 

我々の場合は2回の体外受精と1回の移植なので、多い方ではないと思いますが、それでもおそらく120〜130万円位になりそうです。

 

子供が授かってくれるのならば、もっと払っても全然構いません。

でも、授からなかった時、失ったお金の額としては決して小さくありませんので、虚無感・喪失感として襲ってくる気がします。

 

時間とお金については、例えば受験勉強なら、志望校に合格できなくても、勉強を頑張ったことで得た知識や、努力した経験は、何らかの形で将来生きることでしょう。

 

なので、受験勉強に費やしたお金や時間は全てが無駄になることはありません。

 

でも不妊治療の場合、子供を授かることができなければ、何が残るのか?

 

治療が終了した際には、費やしてきた時間やお金に対して、「何も残らなかった」と大きな虚無感を感じてしまいそうです。

 

3.失った自信

 

これが一番厄介です。

 

不妊治療中は毎月生理が来る度に、自分の妊娠力の無さにガッカリし、女性としての自信がどんどん失われていったように感じます。

 

不妊治療のために仕事もできず、家計への貢献もなく、家事以外に自分が何かの役に立っている実感が全くなくなってしまいました。

 

思えば会社員をしていた時の私は、経済的に自立しているとともに、仕事仲間など誰かへの貢献という点からも充実しており、自分への自信に満ちていたように思います。

 

今さらですが、もし仕事を続けられていたら、不妊治療で結果が出ない時でも気は紛れていたことでしょう(もちろん、その分不妊治療のスケジュール調整は大変になりますが)。

 

治療に特化したことで(また、知り合いのいない土地に引っ越してきたことも重なり)、人との接点が極めて少ない生活の中で、自分の存在価値を感じられる場所がなくなり、自信を喪失し、最近では自分が小さくなってしまった感じです。

 

不妊治療が終わった時、この状態から立ち直り、元気な自分に戻るには、かなり気合いとエネルギーが必要になりそうです。

 

ということで、不妊治療が終わってしまった時、自分が何にダメージを受けるか想像してみました。

 

すっかり暗くなってしまいましたね。

本当は、「時間」や「自信」は、不妊治療が上手く行かなかっただけで全て失われるのでなく、やり方次第では何とでもなるものなんだと思います。

 

ただ今回は、もし移植が上手く行かなかった場合、かなりショックを受けるでしょうから、その時の非常にネガティブな思考回路だと、どのようにダメージを受けるか想像してみました。

 

とはいえ、このままでは救いがないので、次は、「それでもやっぱり不妊治療に取り組んで良かったことは何か」についても考えてみます。

 
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